『複合戦争と総力戦の断層−日本にとっての第一次世界大戦』山室信一(人文書院)

早瀬晋三教授の書評で。なるほど、こりゃ面白そう、というか新しい視点がまたひとつ。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/hayase/archives/2011/02/post_209.html


本書に指摘があるかどうか、加藤陽子教授の「それでも日本人は『戦争』を選んだ」には、日本人は関東大震災で総力戦を仮想体験した旨の記述がある。震災が1923で、日本の対独参戦が1914、シベリアからの撤退が1925なので、この仮想体験仮説は十分リアリティがあるなと、ちょっと思ってみたり。