竹崎最高裁長官の最近の愛読書は「フェルマーの最終定理」


中央公論3月号の「人物交差点」から(なので結構旧聞)。いわゆる理系なんですね。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)


なお、上記の人物紹介では、マスコミで「裁判員制度実現を主導」とされた扱いは長官には公平ではなく、むしろ欧州型の参審制を推奨、審議会に提案しており、最高裁事務総長時代は裁判員制度の制度設計に不満を漏らしつつも円滑な実施のために頭を切り替えて準備を構想、高裁長官時代にそのアイデアを実行−−とあります。
記事は、日弁連を中心に唱えられた陪審制導入の動きが司法制度改革審議会で反映され、不本意裁判員制度になってしまった、というニュアンスで書かれています。


そして記事は以下のように締めます。

竹崎氏の真価が最も問われるのは、大法廷の裁判長として示す新たな憲法判断だろう。政治も行政も混迷を深めるこの時代に、司法のトップがこの人を得た意味は極めて大きい。

司法国家現象へまっしぐら、ってことなのでしょうか。



ちなみにウィキペディアではまだ書きかけのままになっています。

竹崎博允(ひろのぶ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%B4%8E%E5%8D%9A%E5%85%81